孟浩然の【春暁】、高啓の【こいんくんをたずぬ】のイラストカードです。
幼児期の記憶力、語彙力アップにご家庭で古文を活用した言語トレーニングはいかがでしょうか。
孟浩然【春暁】
孟浩然という唐の時代の詩人による五言絶句(5文字1句で全部で4句になる形式の詩)です。
春眠 暁を覚えず
処処 啼鳥を聞く
夜来 風雨の声
花落つること知る多少ぞ
(意味)
春の明け方ぬくぬくと気持ちよく眠っている
あちこちから鳥のさえずりが聞こえてくる
そういえば夕べは風雨の音がひどかった
花はどれほど散ってしまっただろうか。
高啓【胡陰君を尋ぬ】
高啓という中国明代初期の詩人による漢詩です。
水を渡り 復水を渡り
花を看 還花を看る
春風 江上の路
覚えず 君が家に到る
(意味)
春の小川をあちらこちらと何度か渡り、あちらこちらの(桃やすももの)花を眺める。
春風の吹く川のほとりの道を歩いていくうちに、
知らぬ間にあなたの家の前にたどりついてしまった。
漢詩を読むポイント
漢詩をただ何度も読むだけでは、言葉が難しいためになかなかイメージが湧かず、頭に入ってきません。
はじめは文を細かく区切って1行ずつ意味も交えながら理解を深めていきましょう。
読む練習をする際には、一行ごとにまずお手本として読んでみせてから、あとに続けて読んでもらう形ですこしずつ慣れていくようにするとスムーズです。
漢詩の内容も理解できたら‥
内容のイメージができるようになったら、質問を投げかけてみましょう。
例えば、
・季節っていつだとおもう?
・どんな風景が見えていたのかな?
・どんな気持ちだったのかな?
・どんな音が聞こえてきたと思う?
など‥
漢詩の勉強だけでなく、自分のイメージしていることを自分の言葉でうまく表現するための表現力やどんな描写があったのかを覚える記憶力などの良いトレーニングになりますよ。
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